高齢期の「フレイル(虚弱)」の予防や改善方法を学び、体験できる「TAMAフレイル予防プロジェクト(TFPP)講演会&測定会」が3月17日、日本医科大学多摩永山病院で開催され、118人が参加した。
多摩市の委託を受けた国士舘大学、同病院の協力のもと行われた今回の催し。「健幸都市」を目指す多摩市では、有識者らで実行委員を結成し、いつまでも元気で自分らしく暮らしていくために「TFPP」を推奨している。これまでにも測定会を市内で実施しており、講演会と測定会の同時開催は今回が初。
当日は、東京都健康医療センターの在宅療養支援研究部長で、東京都介護予防推進支援センター長の大渕修一氏を講師に、フレイル予防についての講演会を実施。大渕氏は自身の研究成果を踏まえ、「明日から一緒に取り組む仲間をみつけること、週1回集まれる場所を見つけること、週に1回介護予防に取り組んでほしい」とフレイル予防について紹介した。
続いて、指輪っかテストや片足立ち、5m歩行などの測定会が行われた。
参加者は「勉強になった。参加して良かった」と感想を話した。市高齢支援課では「今回は今年度取り組んできた試行事業の完成版。多くの方に参加してもらえて良かった。来年度全面展開していく予定なので、多くの方に一緒に参加してもらえる良いスタートになった」と話している。
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