多摩市議会は4月21日・22日・26日の3日間、関戸公民館、永山公民館、パルテノン多摩でそれぞれ市民との意見交換会を実施し、市内の各地域の課題等について意見交換を行った。
市議会では2010年に議会基本条例を制定して以降、年に1〜2回「議会報告会」として、市民に直接、議員が市議会定例会の報告を行ってきた。昨年から「意見交換会」に名称を変更して、広く市民から意見を募り、市政に反映させていくことを目的に実施されている。
今回は、市内の各地域で抱える課題に対し、どのような解決策があるのかなどをテーマに意見交換会を開催。21日・22日に関戸公民館、永山公民館で開かれた会には、延べ49人の市民が参加した。
当日は、3月の定例会の報告を行った後、市内を4つの地域に分けて、グループごとに市民と議員が意見を交わした。その中では、「温かい地域づくり、施設づくり」「シャトルバスやエスカレーターで地形の不便さ解消」「バリアフリーへの対応」などが挙がった。
SNSの活用を
また26日は、若者を中心に実施。25人が参加し、多摩市の好きなところを挙げながら、それをどのように発信していくかについて話し合いを行い、「ハッシュタグの活用」「市議会議員自らが『多摩市良いところワンサウザンドプロジェクト』と題してSNSで発信していく」「紙媒体でしっかりと発信」といった意見が挙がった。
過去最年少の参加となった関戸在住の中学2年生は「自分の意見を伝えたくて参加した。おもしろかった。市役所の人がやるようなことを街の人がやっていけば良いと思った」と感想を話した。
今回の意見交換会を振り返り、岩永久佳議長は「いつもよりも参加者が多くてほっとした。市民から出た意見は自分たちでは気づかなかった視点で参考になった。継続して議会にも注目してもらえたら」と話していた。
フェイスブック開始
市議会では5月5日発行から「たま市議会だより」を全戸配布している。また、市議会の会議録や委員会の活動など、タイムリーに議会の活動を伝えることを目的としてフェイスブックも4月18日から開始した。FB「多摩市議会」で検索を。
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