永山にある「高齢者総合ケアセンター ケアプラザ多摩」で9月7日、「敬老会」が開かれ、市立瓜生小学校の6年生51人が瓜生太鼓を演奏して同施設に入居する高齢者をお祝いした。
2つの特別養護老人ホーム、ショートステイ、ケアハウスを兼ね添えている同施設では、毎年「敬老の日」に合わせて「敬老会」を企画しており、隣接する瓜生小学校の児童たちも参加。同校では地域の伝統文化の継承を目的に授業の中で取り組んでいる「瓜生太鼓」を、施設の高齢者のために演奏している。
「ど根性ひまわり」種を贈呈
今年は同小学校の6年生51人が参加。昨年、多摩市の音楽発表会で披露した「こどもばやし」を今年も7月から夏休みにかけて練習し、その成果を披露した。力いっぱいに叩く迫力ある演奏に、高齢者は笑顔で拍手を送っていた。演奏後には、同校で育てている東日本大震災で被災した岩手県石巻市で津波にも負けず花を咲かせた「ど根性ひまわり」の種と花束が贈られた。
この日のために、練習の計画などを組んできた実行委員の鈴木夏望さん、小宮碧さん、伊野花奈美さん、関本陽莉さん、今井亜耶さんは「練習した成果をみんな頑張って披露できた。感動してくれてよかった」「少しでも元気を届けられたらと演奏した。思いを伝えられて嬉しかった」と演奏を振り返った。
同校の野嵜厚子教諭は「元気を届けよう、自分たちのためにも、気持ちを届けようと子どもたちは練習してきた。みんな100%以上の力を出してくれた」と笑顔で話した。同施設の中東正光施設長は「演奏を聴いて元気をもらえた。ひまわりの種も子どもたちのように元気にすくすくと育てていきたい。入居者、職員もみんな元気をもらってこれから成長していきたい」と話していた。
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