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多摩版 公開:2018年11月1日 エリアトップへ

恵泉女子大 「新しい女性学を切り開く」 韓国の梨花女子大と交流協定

教育

公開:2018年11月1日

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記者会見に出席した(左から)恵泉女子大学の岩村副学長、上村氏、梨花女子大学の鄭氏、金氏、通訳を務めた恵泉女子大学の李氏
記者会見に出席した(左から)恵泉女子大学の岩村副学長、上村氏、梨花女子大学の鄭氏、金氏、通訳を務めた恵泉女子大学の李氏

 恵泉女学園大学(南野、大日向雅美学長)は10月20日、韓国の梨花女子大学(金恵淑総長)と大学間の交流協定を締結した。

 両大学は2016年度から「女性の生涯就業力と女子高等教育の役割」をテーマに、共同で連続シンポジウムを実施してきた。そうした連携の中で、恵泉女子大学が取り組む平和・園芸の実践プログラムを、梨花女子大学が取り組む女性学の中に取り入れ、新しい女性学の可能性を構築したいということから今回、大学間の交流協定を結ぶことになった。

 今後は、梨花女子大学の海外現地実習プログラムの中で韓国の学生が恵泉女子大学の園芸・平和プログラムを体験、恵泉女子大学の卒業生が梨花女子大学で修士博士課程への進学、教授の交換授業、ワークショップ、シンポジウムなどの実施を検討していくという。

 調印式が行われた後に開かれた記者会見には、恵泉女学園大学副学長の岩村太郎氏、同大学平和文化研究所所長の上村英明氏、梨花女子大学のアジア女性学センター長の鄭智泳氏、前同センター長の金恩實氏、通訳に恵泉女学園大学平和学研究科長の李泳采氏が出席。

 上村氏は「日本でも韓国でも女子大はなくても良い、共学で学んだ方が良いという議論がある。ここ最近でも根深い女性差別、理不尽な対応が行われている中で、もう一度女性教育の在り方についてきちんとした協働の教育プログラムを作りたいというところに今回の協定の価値がある。今後、韓国と日本という東アジアの教育機関が世界に向けて普遍的な価値を改めて発信していくことができれば」と話した。

 また鄭氏は「今日の社会は競争社会。その中で女子大学の役割として、共助の在り方、分かち合いのリーダーシップ、批判的なオルタナティブを創り出すことをこの協定で実現していきたい。女性ジェンダー中心ではなく男性社会を一緒に包括しながら、マイノリティな時代に人権と連帯している新しい女性学をめざしていきたい」と話した。

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