パルテノン多摩で3月8日、約250人が参加して「避難訓練コンサート」が行われた。
同訓練は、2017年に初めて開催され、今回で2回目。前回は、地震発生後に火災が起きたことを想定しての訓練だったが、今回は爆破予告の連絡があり、不審物がみつかったことを想定した訓練が行われた。
当日は、警視庁音楽隊によるコンサートが小ホールで行われている最中、拡声器で職員による不審物がみつかったと案内があり、職員の誘導で施設の外へと避難。大階段下では多摩中央警察署の協力で、警察犬と警察による犯人確保、機動隊による爆発物処理が実演された。
参加者は「訓練が行われるコンサートだと聞いて参加したので、緊迫感は感じなかったが、いざという時に備えて参考になった」「警察犬による逮捕の実演は普段見ることができないので、良い機会になった」といった感想があがった。
パルテノン多摩を管理・運営する多摩市文化振興財団の垣内敬太施設管理課長は「過去に一度爆破予告を受けたことがあり、警察署とマニュアルを策定してきた。前回の訓練であがった課題として要配慮者の対応を今回取り入れ、意識した訓練ができた。今回の課題をこれから抽出し、少ないスタッフの中でどう対応していくか。今後、施設がリニューアルした後に反映していきたい」と総括していた。
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