エコでスマートな小型の交通手段として、世界的に注目を集めている「電動キックボード」。多摩市ではその電動キックボードの活用性を検討するため、6月22日に多摩中央公園で実証実験を行った。電動キックボードの実証実験を行うのは、都内で初になるという。
市では、電動キックボードのシェアリングサービスを目指している(株)Luup(渋谷区・)と今年4月に実証実験に関する連携協定を締結。地域の回遊性向上や活性化、活用のルール作り、公共交通網の補完機能、活用の可能性などについて検討していくことを目的に相互協力を行っている。
「公園や歩道で」
協定締結後、初の実証実験となった今回は、公園を訪れた人たちに乗車してもらい、走行性とニーズを測定しようと行われた。当日は、雨が降ったりやんだりとあいにくの天候の中、約3時間にわたり、多摩中央公園内の限定されたエリアの中で、公園を訪れた約30人が乗車を体験。体験した人たちからは「荷物を持って乗れるとなお良い」「思ったより乗りやすかった」「楽しかった」という感想の他、今後の使い方について「遊歩道や公園で乗りたい」「駅を中心に使いたい」「通勤で使いたい」といった感想も寄せられた。
市行政管理課では「今回の実験は、概ね好評だった。今回いただいた声や気づいた部分を今後につなげていきたい」と話した。加えて「今後は、段階的に実験エリアを広く設定し、将来的には電動キックボードに内蔵のGPSデータを活用し、回遊性を検証する実験も検討していきたい」と意欲を見せている。
今後も続く実証実験
なお、今後は8月14日(水)から18日(日)まで、多摩センターで行われる「多摩センター夏祭り」開催期間中(日程未決定)などでの実証実験を予定しているという。
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