南多摩地域の拠点病院として、その役割を担う「日本医科大学多摩永山病院」(中井章人院長)。同院で8月3日、小学5・6年生を対象とした「永山キッズ・ドクターセミナー」が開催され、23人の児童が医師や看護師の仕事を体験した。
同院では、「人の命」を救う医師の仕事に触れ、医療への関心を高めてもらうと同時に、将来医師を目指してもらうきっかけづくりにと、民間企業と連携して「ブラック・ジャックセミナー」と題する職業体験を企画実施。今年は、同院が独自に企画し、各科・部の協力の下で行った。
参加者「難しかった」
当日は「心肺蘇生」「エコー」「内視鏡外科」「手指衛生」の4ブースを設け、子どもたちはグループに分かれて各ブースを巡回。「心肺蘇生」では人形を使った心臓マッサージやAEDを体験し、「エコー体験」では体に超音波を当てて画像を確認した。また「内視鏡外科」では、内視鏡を使ってビー玉の取り分けやシミュレーターで手術を体験し、「手指衛生」ではチェッカーを使った手洗い体験を行った。参加した子どもたちは「心臓マッサージが思ったよりも難しかった」「内視鏡は遠近感を掴むのが大変だった」などと感想を話していた。
同院の消化器外科・乳腺外科・一般外科の牧野浩司部長は「今年は、ドクターだけでなく専門技師や看護師など様々な職種の体験をしてもらった。病院にはいろいろな仕事があることを知ってもらえたのでは。これから病院は建替えを迎える。病院の存在を広く知ってもらえるように取り組んでいきたい」と話していた。
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