学校法人桜美林学園(佐藤東洋士理事長・学園長)は7月10日、多摩市に新型コロナウイルスへの感染対策用として防護服150着を寄贈した。
同学園では、交流のある北京大学医学部の医療チームが新型コロナウイルスが発生した中国の武漢市に向かう際に防護服が不足したため、同学園の関連会社である(株)ナルドが中国国内で製造された防護服を仕入れ、同大学へ500着寄贈した。
そうした中で、日本国内でも新型コロナウイルスの感染が拡大。一時期より感染者数が落ち着きをみせていたものの、最近になりその数が増えており、医療・福祉施設で防護服が不足しているという報道を受けて、今回、同社で仕入れた防護服を多摩市に寄贈することとなった。
寄贈したのは、3サイズ150着。佐藤理事長から阿部裕行多摩市長に手渡された。佐藤理事長は「日頃から多摩センターにある多摩アカデミーヒルズでお世話になっている。施設で足りないという話があったのでぜひ役立てていただければ」と話した。
寄贈を受けた阿部市長は「多摩市医師会の全面的な協力を受けながら5月14日からPCR検査センターが稼働している。市内には2つの基幹病院があり、地域の皆さんの安心安全のために日々奮闘していただいている」と現状を述べた後、続けて「今日いただいた防護服は基幹病院や医師会、PCR検査センター、医療・福祉・介護の現場、災害時に二次被害を起こさないように有効に用させていただく。新型コロナウイルスに立ち向かい、市民の安心安全に役立てていきたい」と感謝の言葉を述べた。
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