神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2020年9月24日 エリアトップへ

絵・映像などで平和の尊さ訴え 多摩市平和展 今年も盛況

社会

公開:2020年9月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
被爆体験者の話を聞いて描いた高校生の絵を熱心に見入る来場者
被爆体験者の話を聞いて描いた高校生の絵を熱心に見入る来場者

 「第29回多摩市平和展」が9月9日から13日まで、永山公民館ギャラリーなどで開催され、多くの人が会場を訪れた。

 市民有志で構成される多摩市平和展市民会議と多摩市の主催で毎年開催されている同展。これまで会場だったパルテノン多摩が大規模改修で使用できないことに加え、新型コロナウイルスの感染防止対策として、永山公民館ギャラリーやベルブホールなど会場を分けて開催された。

 「すべてのいのちに平和な地球を」をテーマに、さまざまな企画が行われた今年の平和展。同館ギャラリーでは、広島平和記念資料館が広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの協力を得て、被爆体験者と同校生徒が共同で、証言者の記憶に残る被爆時の光景を描いた絵が今年初めて展示された。高校生が制作の過程で感じたことなども紹介され、来場者は熱心に見入っていた。

 11日・12日には、消費生活センター講座室で「若い人たちへの伝言〜語り継ぐ戦争体験〜」と題し、市内在住の濱田正喜さん、鎌田敦子さんが幼い頃に経験した戦中の多摩村のようすや学童疎開について語った。

 13日にベルブホールで行われた「TAMA平和へのコンサート&講演」では、恵泉女学園大学の上村英明教授、シンガー・ソングライターのカツルミさんが登壇。平和について語り、歌を披露した。映画『ひろしま』の上映会も行われるなど、今年も会期中に多くの人が訪れ、平和について考え、学んでいた。

 市平和・人権課では「来場者から『若い人々に伝えていくことの大切さを感じた』『平和である今をありがたく思う』などの感想をいただき、平和である意義を感じた。これからも平和の尊さを伝える取り組みを進めていきたい」と話している。

自身の戦争体験を語る濱田さん
自身の戦争体験を語る濱田さん

多摩版のローカルニュース最新6

相続・終活セミナー

相続・終活セミナー

唐木田駅前郵便局で

4月29日

多摩市内の桜 振り返る

GWに「タマカワラフェス」

GWに「タマカワラフェス」

地元有志が初の試み

4月25日

「健幸」に取り組む事業所紹介

多摩市

「健幸」に取り組む事業所紹介

市内大学生が取材

4月25日

小野路で音色楽しむ

小野路で音色楽しむ

4月 ピアノ・ソロ演奏会

4月25日

ヤングケアラーを支援

リバティ

ヤングケアラーを支援

都内在住中高生が対象

4月25日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook