神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2023年5月11日 エリアトップへ

体育館レストラン 楽しく働ける場所に 55人障害者利用の社福が運営

社会

公開:2023年5月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
レストラン運営にあたるスタッフ
レストラン運営にあたるスタッフ

 福祉施設の職員と利用者が運営するレストラン「ぷれーる」が4月18日、多摩市立総合体育館にオープンした。委託を受けた社会福祉法人は初めてのレストラン運営ながらも、体育館利用者を中心に食事や飲み物を提供している。

 新たにオープンしたレストランは同体育館の指定管理者である株式会社フクシ・エンタープライズが、市内永山にある社会福祉法人正夢の会コラボたまワークセンターつくしに委託したもので、施設長の大浦孝啓さんが中心になってレストランを運営している。

 障害者の通所施設であるワークセンターつくしでは、作業を中心とした活動や働く場所としておよそ55人の障害者が利用している。

 レストランの運営にあたっては大浦さんが約4カ月にわたり、レストラン運営や料理、商品開発を学び、準備を進めてきた。普段は職員と利用者がスタッフとして接客などを行っている。

 大浦さんは「単純作業ではなく接客など対人の仕事を経験してもらうことがメイン。重度の人でもできることを探していけたら」と多くの利用者が働ける環境づくりを目指すという。

 ランチ(午前11時から午後2時半)と同時にカフェ(午前11時から午後6時まで)としても利用できる。メニューはハンバーグプレートやカレー、うどん、そば、喫茶メニューなどを揃えている。

職員と利用者の共同作業

 店名の「ぷれーる」はつくしを意味するフランス語から名付けられているという。利用者が描いたキャラクターと店名を生かして、職員がロゴマークを制作した。ロゴはレストランスタッフが付けるエプロンなどに採用されている。

 大浦さんは「福祉施設の立ち上げしかやってこなかったから、何をしていいか分からずオープンした。ただ少しずつブラッシュアップして、利用者が楽しく働ける場所にしたい」と苦笑しながらも運営に対する意気込みを話した。

明るい店内
明るい店内

多摩版のローカルニュース最新6

学生らが平和願う

学生らが平和願う

永山でワークショップ

5月3日

こどもテラスにぎわう

中央公園

こどもテラスにぎわう

先月オープン

5月2日

20周年記念し公演

東京多摩プロバスクラブ

20周年記念し公演

18日、関戸公民館

5月1日

相続・終活セミナー

相続・終活セミナー

唐木田駅前郵便局で

4月29日

小野路で音色楽しむ

小野路で音色楽しむ

4月 ピアノ・ソロ演奏会

4月25日

ヤングケアラーを支援

リバティ

ヤングケアラーを支援

都内在住中高生が対象

4月25日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook