子宮頸がん予防ワクチン無料接種 乳がんとともに対象者は検診も無料
東日本大震災発生から1カ月近くが経つが、原発の問題はまだまだ時間がかかりそうだ。ここにきてよく耳にするのは「自粛自粛では経済が危うい」という言葉。確かに楽しくお金を遣う気持ちにはなかなかなれないが、直接的な被害のない地元の店や企業が立ち行かなくなっては元も子もない。そちらの行動も必要か。
市は、『子宮頸がん予防ワクチン無料接種事業』を4月1日から開始した。
期間は来年3月31日(土) までで、対象となるのは三浦市民の中学1年生から高校1年生相当の年齢の女子 (平成7年4月2日生まれ〜平成11年4月1日生まれ)。
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんで、20から30歳代で急増し、日本では年間約15000人の女性が発症していると報告されている。初期の段階では自覚症状がほとんどないため、発見が遅くなってしまい、妊娠や出産に影響を及ぼすことがある。
ワクチンの接種回数は 3回(初回接種、初回から1ヵ月後、初回から6ヵ月後の間隔で接種)で、費用は全額公費助成で無料(9月中に1回目の接種を済ませないと実施期間内に3回目の接種の助成ができなくなるので注意)。
ただし、接種するワクチンは100%予防ができるものではないので、接種していない人はもとより、接種した人でも早期発見のために20歳以上の女性を対象とした子宮がん検診を受診し、性感染症の予防に努めることが必要という。
また市によると3月7日現在、製薬会社からの子宮頸がん予防ワクチンの供給が不足しており、当分の間、初回者への接種を控え、既に接種を開始した人への2回目・3回目を優先している状況という。
実施医療機関は市ホームページ等で確認を。
乳がん・子宮頸がん検診無料クーポンも
市は、『女性特有のがん検診推進事業』も同じく4月1日から今年度事業をスタートさせた。
これは、対象年齢に達する女性に対して、乳がん検診および子宮頸がん検診に関する検診手帳と検診費用が無料となるクーポン券を送付し、女性特有のがん検診の受診促進に加え、がんの早期発見と正しい健康意識の普及啓発を目的に年度ごとに実施しているもの。
今年度対象となるのは、「子宮頸がん検診」が平成23年4月1日現在で20・25・30・35・40歳の人、「乳がん検診」が同じく40・45・50・55・60歳の人。
クーポン券は、4月20日時点で三浦市に住民登録をしている対象者に対し7月中に送付する予定で、市の集団検診または市の検診として指定した医療機関で受診する場合に限り使用することが出来る(クーポン券が届く前に、前述の指定医療機関で費用を払い受診した場合は、申請すればその費用の返金が可能)。
いずれも詳細等問合せは、市保健福祉部健康づくり課【電話】046(882)1111内線370まで。
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