絵葉書で見る戦時の三浦 30日(火)まで 三崎昭和館
蔵造りの商家を生かし、チャッキラコの資料や三崎の昭和の暮らしが展示されている「昭和三崎館」で「三崎の戦前・戦中・戦後の絵葉書」特別展を開催している。30日(火)まで。
絵葉書から三浦市の歴史を振り返ってもらおうと行われている特別展。館内には、太平洋戦争前後に作られた絵葉書など約500点が展示されており、当時の三浦市役所の建物や城ケ島、三崎漁港に陸揚げされたまぐろ、三崎の海で遊ぶ人々や車、暮らしぶりが見て取れる。
絵葉書を提供したのは松崎貞男((株)マツザキ)さん。三崎で商売をしている松崎さんの3代目の社長時代のもの。船大工と観光土産物をやっていた3代目が、観光のまち三崎を広くアピールしようと絵葉書を作製していたものだという。「戦中は様々な許可が必要なため、写真を撮るのも大変だったようだ」と松崎さん。「家に眠らせておいても意味がないので、このような機会に多くの人に見てもらい、三浦の歴史の流れを感じてもらえれば」と話している。
横須賀から来たという女性は「昔はこうだったのかと見入ってしまう。絵葉書を通して当時の様子が分かると同時に、今と比較が出来て、感慨深いものがある。貴重な資料だと思う」と話していた。
詳細・問い合わせは三崎昭和館(三浦市三崎2丁目11の3 午前10時から午後4時・水曜休館)【電話】046・882・3156まで。
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