貴重な体験にワクワク 子どもたち、食と火を学ぶ
昔ながらのかまどを使ってご飯を炊き、食や火について学ぶ「かまどdeごはん」イベント(三浦商工会議所青年部主催)が17日、チャッキラコ三崎昭和館を会場におこなわれ、約50人が楽しんだ。
イベントではアウトドアを楽しみながら災害時にも役立つ情報をレクチャーする寒川一氏を講師に招き、火のぬくもりや安心感、危険性などを語った。寒川さんは、「この体験を通じて火の役割、大切さを知ってほしい」と子どもたちに呼びかけた。
かまどに火が入れられると、子どもたちは中を覗き込み興味津々。徐々に出てくる湯気に子どもたちは「すごい」とご飯の炊き上がりを楽しみにしていた。炊き上がったご飯は、同青年部のメンバーや昭和館のスタッフがおにぎりにし、また、地域の協力で提供されたまぐろを使ったまぐろ汁や角煮など、地元の食材で作ったおかずも参加者に振舞われた。
小学2年の子どもと一緒に参加した青木さんは「スイッチひとつで火が点く時代に、手間をかけて火をおこすということを勉強する良い機会。子どもたちにとって貴重な体験になったと思う」話した。小学5年生の宮川さんは「かまどは本で知っていたけど、実際に見たのは初めて。大きいと思った。これでご飯が炊けるのはすごい」とうれしそうに話した。おにぎりを食べた小学5年の加藤君は「講師の人が火を調整しながら手間をかけて作っている姿を見て勉強になった。かまどで炊いたご飯は食感があって美味しい」と話した。
同青年部部長の鈴木一史さんは「このような体験を通じて子どもたちにひとつでも学ぶものがあれば」と話していた。
|
|
|
|
|
|