ぶらり、アート巡り
”御用邸のまち”がアート一色に―。
葉山町を中心に展開しているアートフェスティバル「葉山芸術祭」が5月12日(日)まで行われている。町の公共施設や美術館だけでなく、個人宅やカフェ、ギャラリーなども「オープンハウス」として作品を展示するのが最大の特徴で、今年は115の個人・団体が出展。日時や場所を変えながら出展者らが自慢の演奏や作品を披露している。
芸術祭は「豊かな自然の中に人と芸術の息づくまちを」を合言葉にスタートし、今年21回目。当初は有志が集まって葉山町の一部で開催していたが、年々参加団体が増え、現在は近隣の逗子や横須賀、鎌倉にも範囲を広げている。
毎年実行委員会が作成するガイドブックでは展示場所や日時を一挙に紹介。絵画にオブジェ、アクセサリーに犬や猫の写真展示、アンティーク、ゴスペルコンサートなど内容は実に多彩だ。案内図を片手に”はしご”感覚で展示やライブを巡り、作家やミュージシャンと話しこんでみたり。そんな”ゆるさ”も来場者からうけているようだ。
メーンイベントの一つは森山神社(葉山町一色)の「青空アート市」(5月11日・12日各日午前10時から午後5時)。入口から本殿まで高低差のある境内にひな壇のようにおよそ80のアート作品や雑貨などがずらりと並ぶ。出展作品の販売も行われるほか、「屋台村フードコーナー」では軽食も。同祭実行委員会の朝山正和さんは「アート市は年々盛大になり、今年は2日続けての開催。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
期間中のイベント情報は参加店舗で販売しているガイドブックのほか、同芸術祭ホームページ(「葉山芸術祭 2013」で検索)でも閲覧することができる。問合せはアートカフェ【電話】046・877・1441まで。
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