「三浦市はこれまでも、これからもまぐろ関連産業と農業が基軸となっていくが、その上で活性化を考えると『観光』が鍵となるだろう」
先月22日に開かれた三浦青年会議所(三浦JC)のまちづくり勉強会で、講師を務めた三浦藤沢信用金庫の平松廣司理事長が30人の青年経済人を前に熱弁を振るった。
平松理事長は主力産業の漁業が衰退傾向にある中で、観光消費額と観光客数が微増を続けていることに着目。「ここに知恵を働かさない手はない」と提言し、生産者と製造業者と観光従事者が連携すれば、大きな経済波及効果が期待できるとした。
同信金では、三浦半島の観光振興の方策を横浜市立大学との産学連携で探っている。昨年は三浦市に訪れた観光客を対象にアンケート調査を実施。7割が日帰り客で滞在は1カ所が大半、予算の平均額は5680円というデータをまとめた。訪問先が1カ所増えるごとに支出額が1000円増加する傾向も掴んだ。
平松理事長は「消費額を増加させるには、1日の過ごし方や楽しみ方を提案するルートマップが必要。ターゲットを明確化したものをJCの皆さんで作ってみてはどうか」と主体的に取り組むことを呼び掛けた。
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