有志が奔走、上映を実現 映画「じんじん」9月21日
地元有志らが実行委員会を立ち上げ、準備を進めてきた映画「じんじん」が9月21日(土)三浦市民ホール(うらり)で上映される。大手配給会社のように派手な宣伝に頼らず、口コミや有志らの熱意で広げていく「スローシネマ」のスタイルをとっている。三浦で映画「じんじん」を上映する会(安原芳宣委員長)が主催。
じんじんは、絵本の里として知られる北海道の剣淵町を舞台に、親子の絆や町おこしを描いたもの。企画・主演は俳優の大地康雄さん。
大地さんは、釣りを趣味にしており、油壺にもよく来ているという。大地さんの思いや映画のことを知った安原さんは、ストーリーに感銘を受け、仲間とともに三浦で上映に向け準備を進めてきた。3月、仲間を増やすため最初の試写会を開いた。「観てもらえば感動を共有できると思った」と安原さん。その後8月に再度試写会を開き、当初約30人だった仲間は140人に増えた。「映画の内容もそうだが、映画館のない三浦で上映を実現したかった」―。安原さんの思いは、多くの人に伝わった。
この上映会開催には、もう一つ目的があった。それは町おこしだ。「地域の人が、ひとつのことに取り組む行動が町おこしだと思う。このような輪が広がって行けば、町も変わっていくのでは」と話す。
上映開始時間は、【1】午前10時30分【2】午後2時【3】午後6時の3回。午後2時開始は、小さな子ども連れでも気兼ねなく入場できるファミリータイムに設定。チケットは、一般・シニア1000円(当日1500円)、子ども(小・中・高)800円(当日のみ)。なお、収益の一部は、三浦市に絵本を寄贈するために使われる。
前売り券は、古道具ROJI、(有)花岡新聞店、「うらり」で取り扱い中。問い合わせは、古道具ROJI安原さん【電話】090・8946・7867
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