地域力深まった1本の映画 主演の大地氏が舞台挨拶
先月21日、三浦市民ホールで映画「じんじん」が上映され、主演の大地康雄さんが舞台挨拶にたった。
この映画は、大手配給会社のように派手な宣伝に頼らず、口コミや有志らの熱意で広げていく「スローシネマ」のスタイルをとっており、三崎で古道具店を営む安原芳宣さんを中心に、有志らで作るグループが主催した。内容は、絵本の里として知られる北海道の剣淵町を舞台に親子の絆や町おこしを描いたもの。安原さんらは、これをきっかけに地域の繋がりを深め、町おこしに繋げようと取り組んだ。
挨拶に立った大地さんは、映画製作のきっかけになったエピソードや撮影に向けての準備、現地でのロケの様子など裏側を紹介。また、絵本が持つ大きな力に驚いたことなどを話した。「映画じんじんを通して、皆さんのこれからの人生に何か役に立てればうれしい」と、観客に呼びかけると客席からは大きな拍手が沸き起こった。
安原さんは「上映に向けて活動していく中で多くの人との繋がりができた。この繋がりを大切にし、街の活性化のために生かしたい」と話した。
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