チャッキラコ 子ども達、本番に向け稽古 保存会メンバーから学ぶ
三崎の仲崎会館で、チャッキラコ保存会メンバーの歌に合わせて踊りの練習に励む子どもたちの姿があった。
「ここはゆっくり。歌を聞いて、歌に合わせて」、「扇子は上に。回す時はこのようにする」と保存会の人たちは、子どもに手を貸し正しい振り方を指導する。子どもたちは、自分の体に覚えさせるかのように、真剣な面持ちで手順を繰り返す。
チャッキラコは、地元有志らで結成した保存会が指導者となり継承している。指導者もかつて子どもの頃踊った。「一時期途切れた時代もあった。でもこうして再び継承されていることはうれしい」と、先輩の踊り手は小さな踊り手を温かく見守る。
心配そうに娘(8)の練習風景を見守るのは村松さん(33)。村松さんも子どものころチャッキラコを踊った。娘にも踊らせてあげたいという思いから踊りをすすめたという。「細かいところでミスがある。うまくできるか心配」と見守る。「かつて自分が踊っていた頃を思い出す。感慨深いものがある」と娘にやさしい眼差しをおくる。
指導にあたった芹沢さんは「チャッキラコはこれからも大切にしていきたい。子どもたちにはとにかく元気にがんばってほしい」と話していた。
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