最後の別れ 旧三崎中・上原中閉校式
中学校統合で閉校となった旧三崎中学校と上原中学校の閉校式が先月25日、両校体育館で行われ校旗が教育委員会に返納された。在校生や学校OB、関係者全員による最後の校歌斉唱では、思いが込められた大きな歌声が会場に響き渡った。
旧三崎中学校
武田勝則校長は「近年、子どもの数は減少したが、皆さんの熱い思いは変わっていない」と生徒をたたえた。「今年度をもって閉校となるが、いつまでも良い思い出として皆さんの心の中に生き続けるでしょう。伝統をしっかりと受けとめ、新三崎中学に受け継いでほしい」と在校生にエールを送った。自らも卒業生でもある三壁伸雄教育長は「教育環境を整えるためにも統合は重く、大きな決断だった。これからは、三崎中学で学んだ歴史を胸に刻み、次のステージに進み新しい三崎中学で歴史を作っていってほしい」と語った。
上原中学校
久野浩一校長は「さみしいことだが悲しいとは思わないでほしい。夢と希望を持ち前向きに進む生徒を応援する」と話し「上原中学で培ってきた信頼とプライドを新三崎中学でも引き継いで。上原中学の校歌と校章はいつまでも覚えていてほしい」と生徒に力強く呼びかけた。松尾恒廣教育委員会委員長は「これまで上原中学で培ってきたものは新三崎中学に引き継がれ、生きていく」と話した。生徒代表は「これからは新三崎中学一期生として文化と伝統をつくっていくためにも全力で進む」と決意を語った。
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