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三浦の散歩道 〈第64回〉 みうら観光ボランティアガイド協会

掲載号:2014年7月25日号

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向拝の上、見事な彫刻
向拝の上、見事な彫刻

 海応寺の門柱から参道が10メートルほど続き、広場を経て本堂に至っています。両方の側面は一段高く花壇になっています。それが切れる所の右側に3基の庚申塔があります。いちばん手前は風化が激しいので年号は不明です。2番目は「庚申供養」とあって、文政12年(1829)3月とあり、3番は、元文5年(1740)庚申年10月とあります。その隣には天保11年(1840)と記された「馬頭供養塔」です。さらに続いて、「牛頭観世音」があり、昭和14年(1939)の年号です。隣には、明治23年(1890)の「馬頭観世音」があり、次に大正元年(1912)建立の「馬頭観世音」の、併せて、7基の石塔が建てられています。 一方、左側には新しく造立された「六地蔵」が祀られています。並んで、古い地蔵は、宝暦12年(1762)の銘があります。海応寺の本尊は「地蔵菩薩」で、座高20センチの座像で、全身黒の漆箔金泥の光背がある仏像と言われています。他に、聖観音菩薩・十一面千手観音菩薩・聖観音菩薩の3体が祀られているとのことですが、秘仏のようで、普段は拝することができないようです。筆子は、本堂に向かって拝礼して、バス停「大乗(おおのり)」へと進みました。バス停の西方が登り坂になっていて、「岩堂山」につづいています。約50メートル坂を上がりますと、大きな石の「神明鳥居」があります。その下の石段を37段上がると、左側からの坂道と合流します。さらに14段上がりますと社(やしろ)が現れます。神明社です。社は周囲を緑の木々に覆われていて、深閑としています。奥の方に、入母屋造りの瓦葺の権現造りで、拝殿・幣殿・本殿の三棟からなる神殿があります。正面は格子戸になっており、入口には麻綱につけられた大きな鈴があります。一方境内には「手洗い鉢」が3基、見られます。いずれも、明治の時に奉納されたものです。他に、狛犬、灯籠がそれぞれ一対ずつ見られます。いずれも、明治時代のものです。神明社の位置は「南下浦町毘沙門字岩堂五十三番地」というのですが、『新編相模風土記稿』など、江戸時代の書物には記載されていません。 浜田勘太著の『南下浦の歴史探訪記』の中で、昭和8年の編集になる『南下浦村誌』を挙げ、次のように記しています。「毘沙門神明社岩堂山の東に面した山腹にある。東京湾を眼下になし、風光は佳麗である。元は毘沙門のお伊勢山にあったが、昭和2年4月当地に遷宮の式を挙げた。当社は大乗の鎮守八雲神社及び毘沙門鎮守白浜神社(祭神事代主命ことしろぬしのみこと)及び天王社があるが、明治41年10月24日当伊勢皇大神宮の遥拝所であった、神明社に合祀せられたのである」とあります。この地の「年中行事」として、「三月二十八日 毘沙門 岩堂山の神明社に参拝かぐらをあげる」ことも記しています。

つづく

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