寄付金の使い道を三浦の子どもたちのために限定した「みうらっ子育成寄付金」。7月開始から11月末時点で、11件44万円の寄付が市に寄せられた。「市民の気持ちの受け皿が出来たことで11件寄せられたことは意味がある」と市財政課は話す。
子どものために使うことに限定した同寄付金は、3万円以上の寄付者に記念品を贈る「ふるさと納税」の三浦市民版。記念品を設定し、寄付しやすい環境を整えることで市民に利用してもらおうと始めた。同寄付金制度を始めるにあたり市は、130万円の予算を組み、来年3月末までに32件の寄付者を見込んだ。「件数の伸びこそ鈍いが、形となったことは大きい。今後も周知を図っていきたい」と財政課は話す。
市によると3万円の寄付の場合、寄付者に贈られる記念品は6千円相当のもので、住民税控除に1万3千円、市に約1万円が残ることになる。各控除を考慮すると、寄付者の負担額は実質約2千円となる。記念品は、季節の野菜セットやしらすセット、三浦ブランド商品の詰め合わせほか、ふるさと納税と同様に金額に応じて用意されている。
市財政課は「直接持参した市民から、子どもの役に立つなら使ってほしいという思いで持ってきたという声をもらった。気持ちを無駄にしないよう、役立てていきたい」と話している。
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