市内油壺の戸建住宅開発地を予定地に不動産事業者が進める有料老人ホームの建設計画について、地元住民で組織する「油壺の自然・生活環境を守る会」は今月10日、約２千筆の反対署名を三浦市へ提出した。
当初は８戸の戸建分譲地として開発が行われていたが、昨年12月、事業主の「（株）アイ・ディ・アイランドプラン」（東京都渋谷区）が事業内容を変更する手続きを開始。先月、地域住民への説明会が行われていた。
これに対し、大型建築物の建設が近隣の住環境や景観などを阻害するとして一部住民が計画反対を表明。市へ署名と陳情書を提出した。また、運営会社や施設方針など具体的な説明が不十分であることを理由に、公開説明会の実施や公開質問状の回答を事業主に求める動きに発展している。
同計画では、地上５階建て１００戸の居室を持つ有料老人ホームを早ければ今年６月から工事着工することが発表されている。
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