風や水の流れを「かたちにとどめる」―。自然のエネルギーを用いた「動く屋外彫刻」で独自の世界観を広げる新宮晋氏の企画展が、横須賀美術館(鴨居4の1)で催されている。会期は12月25日(日)まで。
イタリア留学中の1960年代、鉄線フレームにキャンバスを縫い付けた立体作品を発表。以降、一貫して自然エネルギーで動く彫刻を手掛けており、風景と一体となった作品は、世界各地に設置されている。
同企画展では「新宮晋の宇宙船」と題し、室内のわずかな空気の流れで動く「ハンギング・モビール」を中心に近作・新作15点で構成。水力で動く作品「小さな惑星」では、メタリックなパーツに反射する光や影など、幻想的な空間が表れる。また、同館の海の広場では、国内外の6カ所で展開した「ウィンドキャラバン」の彫刻作品21点を設置。美術館全体を1つの大きな作品として楽しめる。
午前10時〜午後6時、11月7日・12月5日は休館。詳細は同館【電話】046・845・1211
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本企画展の鑑賞券を5組10人に進呈。ハガキに住所・氏名・電話番号・本紙の感想を記して、〒238―0032横須賀市平作1の12の8タウンニュース横須賀支社「新宮晋展」係へ。11月11日(金)締め切り。
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