”ひじきの日光浴”が、三浦の海に暖かな春の訪れを告げる――。
城ヶ島を代表する特産品の一つとして知られるひじきの収穫が今月17日に口開けを迎え、今季の水揚げが始まった。
穏やかな青空が広がったこの日は、大潮。地元の漁師たちは海面が最も下がる干潮時刻に合わせて一斉に船を出すと、丁寧に刈り取りを行った。昨年10月に発生した大型台風や温暖化による海水温の変動など生育への影響も懸念されたが、「出来はまずまず」と漁師の1人は話し、今後の豊漁に期待を込めた。
収穫したばかりのひじきは、漁港へ戻るとすぐに乾燥作業。晴れ間を逃すまいと手早くほぐしながら次々と天日干しにしていった=写真。
浜に敷き詰められたひじきで、辺り一帯には茶褐色の大きな”じゅうたん”が出現。島を訪れていた観光客らは作業を興味深げに見入り、麗らかな日差しの下で漂う磯の香りを楽しんでいた。
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