地域が抱える問題や特性、福祉サービスに関する意見を住民から収集、分析する三浦市社会福祉協議会の地域診断事業で、海外地区の報告書がこのほど完成した。住民懇談会などを通じて情報共有し、地域全体で高齢者の生活を支える仕組みづくりに反映させる。
市内でも人口減少著しい海外地区。社協職員が歩いて回り、交通・教育・経済産業・医療などについて調査した。漁業を中心に栄えた海側と、隣接する尾上町と同時期に開発された山側で実情が異なる点に着目。地形や成り立ちの違いによる地区内の支え合いが希薄であるとした。また、路線バスのダイヤが少ない交通利便性の低さ、坂道や階段の多い立地から高齢者が“買い物難民”となりやすい課題も挙げる。
市社協は、健康サロンの活性化や区全体で意見交換できる場づくりの支援などを行う一方、他市の好例を参考に互助・共助の仕組みを提案。地域包括ケアシステムの構築を進めたいとしている。
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