人、地域、海外と1つの輪になる「つながるジャム」を召し上がれ――。
三浦市内で子育て支援に取り組む「はっぴー子育て応援団」は、三浦産のサツマイモと姉妹都市・長野県須坂市産のリンゴを使ったオリジナルジャムを、11月18日(日)開催の「みうら市民まつり」で販売する。
その名も「つながるジャム」。企画から製造・販売、収益金の寄附までさまざまな形で連鎖する人々の思いを込めた。
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同会では、子どもの国際的な視点を育てるプログラム「グローバルフレンズ」を導入。市内小学生約20人が、発展途上国の現状を学んできた。生活のための貴重な労働力として幼い頃から親元を離れ、学校へ通わず住み込みで働く子どもたち。その様子に何ができるか検討を重ね、ジャムを通じた募金活動に思い至ったという。
素材は趣旨に賛同した上宮田の吉田農園、須坂市有志が地場農産物を寄附。「これも両市の“つながり”でできた一品」と同会の松岡かおりさんは完成を喜ぶ。
収益金はインドの教育環境の整備など青少年育成事業に使われる予定で、来月にはグローバルフレンズの参加者と現地の子どもたちがテレビ電話で交流を図るという。
貧困をなくす、質の高い教育の普及―など国連が採択した17の開発目標「『SDGs』の実践にもなる」と松岡さん。「三浦から世界に目を向けるきっかけになれば嬉しい」
ジャムは1個600円(税込)、200個限定。
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