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三浦版 公開:2020年1月1日 エリアトップへ

憧れの「ものづくり」を仕事に

社会

公開:2020年1月1日

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インディゴナ山口藍さん(35)
インディゴナ山口藍さん(35)

 山口藍さんは、昨年3月に藤沢市から引っ越してきた。理想は海辺のロハスな暮らし。「ビーチが近くて、のんびりと過ごせたら」と三浦海岸駅に降り立った。海沿いを歩き、偶然入ったカフェ「南風COFFEE」での話から、移住相談に対応する地元合同会社「ミサキステイル」を紹介され、促されるまま物件を内見。晴海町の一軒家に出会い、購入を決めた。我が事ながら、「驚きの行動力と出会いだった」

 地区内にコンビニやスーパーはなく、自宅から見えるのは、存在感ある城ヶ島大橋の橋桁という閑静な住宅街。思い描いていた新生活とは少し違っていたが、便利さには代え難い安住の地を手に入れたと実感している。なぜなら、つかず離れず、ほどよい距離感で気に掛けてくれる近隣住民や新しい友人たちができたから。「頼れる味方がたくさんいてとても幸せ」

 「やるなら今」。引っ越しを機に、以前から好きだったターコイズジュエリーを扱うオリジナルブランド「インディゴナ」を立ち上げた。

 幼い頃から工作が好きで、憧れだったものづくりを仕事にするため、彫金教室で技術を習得した。アクセサリー作家としての一歩を踏み出したばかりだが、愛情を込めて作ったアクセサリーを手に取り、真剣に、それでいてどこか嬉しそうに選ぶ客の様子を見ては、自分の好きなものを伝える仕事の醍醐味を噛みしめている。

 また、創業に併せて命名した屋号は「ミウラカラーズ」。「土地の名前をもらうことで、三浦で生きていく決意を込めた」と心情を語る。人・食・自然・歴史など“色とりどり”の魅力を持つ街への敬慕を重ね、「今はジュエリーだが、地域の人たちが少しでも便利になったり、暮らしが良くなるお手伝いができたら」

 目下の課題は、販路の拡大だ。現在はSNSでの商品紹介やインターネット販売、イベント出店が中心で、「夢は自分のアトリエ兼店舗を持つこと。そのために早く軌道に乗せたい」と希望に胸を膨らませた。

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