未来へ踏み出すすべての人を歌で応援―。諸磯出身でゴスペルシンガーの長谷川繁さんが発起人の1人として携わった「みんなでつなごう、応援動画プロジェクト 」の動画が今月12日に公開された=写真。
アンジェラ・アキさんの「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」をワンフレーズごとに歌いつなぐもので、一般公募で寄せられた動画にはのべ320人が出演。「卒業おめでとう」「明けない夜はない」など手書きのメッセージボードを持って歌唱し、三浦市からは合唱指揮者の和田智子さんとテノール歌手の祐樹さん、花岡新聞店の花岡静夫さんが参加している。
新型コロナウイルスの感染拡大で多くのイベントや歌の練習が中止になり、自身を含めて周囲が肩を落とすなか、音楽で勇気づけられないかと思案。「企画に参加したり、動画を見ることで温かく晴れやかな気持ちになれば」との思いから仲間とプロジェクトを立ち上げた。
時を同じくして、全国の学校で卒業式の中止や短縮を余儀なくされていることを知り、卒業生へのはなむけの曲、心が塞ぎ込みがちな大人や子ども、すべての人が未来へ踏み出すための励ましの曲として「手紙」を選んだという。
「先の見えない今、経済的・精神的にも厳しい時期だが、私たちは決して1人ではないということを教えられた」と長谷川さん。「想い合いの輪を広げて、未曾有の事態を共に乗り越えていきたい」
動画はユーチューブまたはフェイスブックで公開中。「みんなでつなごう、応援動画プロジェクト」で検索。
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