マスクづくりで、障がい者の社会参加の場と新型コロナウイルス感染拡大防止につなげて――。
障害者リハビリデイサービス「ゆずリハ」(小網代)では、横須賀人権擁護委員協議会の委託を受けて、啓発物品のマスク50枚を製作。このほど完成品を手渡した。
街頭やイベントなどで配布する啓発物品は従来、団体名やイラスト入りのタオルやペンなどを専門業者に発注していたが、平塚市内の障がい者施設利用者が手づくりしたマスクが好評を博し、売り上げの一部が工賃となる好循環を生んでいると知った同委員の白勢順子さんが、「地元の施設でも作れないか」と提案。「ゆずリハ」と「NPO法人横須賀つばさの会」(横須賀市)に依頼した。
リハビリの一環で普段は手芸や陶芸作品など、小物づくりを行っているゆずリハの利用者。今回はヘルパーの協力や介助を受けて、ゴムとおしやビニール袋に封入する作業を担当したという。
同会副会長で、三浦市人権擁護委員会会長の菊池恵さんは「丹精込めて作っていただき、とてもいい出来。啓発活動に役立てたい」と話した。
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市内公共施設やスーパーマーケットなどに回収箱を設置し、7月末まで未使用未開封マスクの寄附を募った「まごころマスク」事業。主催した三浦市社会福祉協議会は今月17日、吉田英男市長のもとを訪れて報告を行った。市内外から3千枚を超えるマスクが集まり、現在は医師会や未病サロン、小学校など希望する個人・団体に配布している。
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