三崎を代表する名産品の一つ「元祖まぐろ漬」で知られる(株)羽床総本店(海外町)が、6月5日に創業100年を迎えた。老舗の味を守りながら、時代の流れや消費者需要に合わせて進化。「港町から魚食文化を伝えたい」という想いを胸に歩み続けている。
創業1923年、初代の羽床伊太郎氏が横浜で米酒店を開業後、三崎へ移転。戦後、水産加工業を営んだ2代目により、売上の約7割を占める看板商品「まぐろ味噌漬・粕漬」が誕生した。現在代表を務めるのは、4代目の山本浩司さん。商社勤務を経て、2016年から事業を引き継ぎ、県内7店舗を経営する。
近年では、県立海洋科学高校の実習船「湘南丸」で漁獲したカジキマグロや同三浦初声高校で栽培したトマトを材料にオリジナルカレーも考案。「地域とのつながりを再構築し、必要とされる存在になりたい」と次なる歴史を刻んでいく。
15日(木)〜17日(土)には、各店舗と通販、オンラインで記念商品を30〜40%引きで限定販売する。
問い合わせは同社【電話】046・882・2337
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