三浦市内海水浴場 水質基準をクリア 放射能濃度も不検出
県は、海水浴シーズンを前に県内海水浴場の水質検査の結果を発表。三浦市内の海水浴場はすべて基準をクリアした。また、海水の放射能濃度の測定結果もいずれも不検出だった。
今年の詳細な結果は、市内の三浦海岸・大浦・荒井浜・胴網・横堀・和田の6海水浴場のうち、横堀以外の5海水浴場が水質最高ランクの「AA」、横堀もワンランク下の「A」で、6箇所とも判定は適と発表された。
検査は、5月7日から9日までの間の2日間、1日につき2回実施。ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)、透明度、腸管出血性大腸菌O157の各項目について調べられた。
市内の海水浴場については、昨年の同検査で「AA」だった横堀が「A」に下がり、逆に「A」だった和田が「AA」に上がった。
なお、腸管出血性大腸菌O157も不検出だった。
また、県内海水浴場周辺の海水の放射能濃度測定も5月7日から9日にかけて行われ、すべてで「セシウム-134」「セシウム-137」の放射能濃度は当該数値で表される定量下限値未満で、放射性物質は不検出となっている。放射能濃度については、次回は7月9日から12日に測定が実施される予定。
大浦29日海開き胴網は今年休止
すでに三浦海岸などでは、海の家の建設工事が着々と進んでおり、関係者らは「安心・安全」を呼びかけつつ、近場で楽しむ行楽客に期待を寄せている。
各海水浴場は、大浦が6月29日(金)に、三浦海岸・和田が7月2日(月)に、荒井浜・横堀が同6日(金)に海開きし、いずれも8月31日(金)まで開設される。なお、胴網は、今年の休止が発表されており、市では近隣の海水浴場の利用を呼びかけている。
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