みうらっ子議会 全生徒参加の交流を提案 12人の中学生が市に質問
中学生が議員を務める「みうらっ子議会」が25日、市議会議場で開催された。中学生が日頃感じていることや疑問に思っていること、提案などを市に投げかけるための議会。今回で12回目。
議会では、スクールバスの運行、救急医療、学校の設備、観光についてなどの質問が出た。
「エアコンを各教室に設置し快適な空間で勉強に励みたい」、「使用しているパソコンは古いため処理スピードが遅いので新しいものに替えてほしい」などの学校環境改善を訴える質問が出された。答弁に立った三壁伸雄教育長は「エアコンに関しては費用面で解決しなければいけない点がある。しかし、より良い学習環境を整えていく必要はあるので検討していく。パソコンは夏に新しいものに入れ替える予定」と答えた。
また、「学校間の交流が少ないので、全校の生徒が参加する学校対抗行事などを作り、交流を図っては」という質問には「クラブ活動の範囲では交流はあるが、全校生徒同士の交流はない。友情を深めたり、三浦の各中学が一体となるこの提案はとても有意義なことだと思う。生徒自身が感じて、こうしたいと思うことは良い事。教育委員会として、これから学校と連携して必要なサポートをしていきたい」と三壁教育長は生徒の提案に理解を示した。
今あるものを活用して三浦をもっと元気なまちにしたいという観点から「マリンパークでマグロの養殖にチャレンジして三浦の知名度アップにつなげては」という提案がされた。吉田英男市長は「皆さんの提案、意見を会社に伝えたいと思う」と回答した。
一般質問終了後、講評にたった杉山実副市長は、「的確な質問内容、堂々とした立ち振る舞いだった」と生徒を称えた。
参加した久野樹季さん、大石駿さんは「うまく質問ができた。市長や担当の人の答えもわかりやすかった」、議長を務めた白浜結さんは「すごく緊張した。なんとかやり遂げた」と話した。
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