観音参りの一助に 昭和館で企画展
築110年を超えた旧商家を開放し、国指定の重要無形民俗文化財や昭和前期の生活様式等の展示を行っているチャッキラコ・三崎昭和館で「三浦三十三観音霊場めぐり」特別展示が行われている。
今年は、12年に一度の観世音菩薩本開帳(4月18日から5月18日)の年。三浦半島地域では古くから、三浦・横須賀・逗子・葉山の観世音菩薩三十三身を巡拝する霊場めぐり(観音参り)が盛んに行われてきた。同館では今年の本開帳に先立ち、観音参りの一助になればと展示を実施している。
館内には、縁起書やお札等の観音霊場めぐりの今昔、案内図や最寄駅等の交通手段の変遷、江戸時代の御朱印掛け軸、御朱印帳の変遷ほか写真や絵葉書など久保木実氏(三浦半島の文化を考える会)の協力で約100点が展示されている。
館内を案内する濱田幸子さんと木曽瑛子さんは過去に観音参りを行っており、両者の観音帳も展示されている。2002年の本開帳の時に、1日で三十三観音をまわったという木曽さんは「60歳の区切りの歳ということもあり回った。慌ただしい回り方だったが、感慨深いものがある」と話した。
期間は、3月9日(日)まで。時間は、午前10時から午後4時。毎週水・木曜日は休館。詳細・問合わせは、同館【電話】046・882・3156
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