東日本大震災で被災した農家の復興支援を行っている「三浦地域資源ユーズ」(寺本紀久社長)と「三井造船環境エンジニアリング」(福井馨社長)に、今月2日、福島県田村市から感謝状が贈られた。
し尿や農水産物残渣(ざんさ)などから肥料を製造する三浦バイオマスセンター事業を手掛ける両社は、社会貢献の一環で11年11月から、宮城県南三陸町や福島県相馬市など被災した東北の農家に無償で肥料の提供を行っている。
東京電力福島第1原発事故後、山間部での除染作業が進まず、堆肥となる落ち葉を採取できない田村市。14年、肥料製造するセンターを同市議団が視察したことを契機に同社が無償提供を申し入れ、今年4月から4回にわたって約50トンを送り届けた。
2日、田村市の冨塚宥◎(ゆうけい)市長=写真右から4人目=と市議らがセンターを訪問。寺本社長=同2人目=に感謝状を直接手渡した。
冨塚市長らは、「わざわざ神奈川から届けてもらいありがたい」などの地元農家から集めた声を届け、「支援に心から御礼を申し上げたい」と謝辞を述べた。寺本社長は、「今後も協力できることをしていきたい。田村市との友好も築けたら」と話した。
◎=日ヘンに景
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