全棟で感染対策を強化
三浦市立病院は今月14日、抗生物質が効きにくい耐性菌の１種、バンコマイシン耐性腸球菌（以下「ＶＲＥ」）の入院患者への感染が沈静化したと発表した。現在も保菌者は若干名いるが、１月以降新たな陽性患者が確認されていないことから同院では沈静化と判断。今後も感染状況の監視と療養環境の確保に努めるとしている。
昨年１月、横須賀共済病院へ転院した患者からＶＲＥが検出されたことを受け、同７月に全病棟対象に検査を一斉実施。入院患者95人中、陽性者は21人だった。
その後、感染拡大防止のため、３階病棟に保菌者の隔離措置をしたほか、定期的な全棟検査や入院時検査、清掃の徹底などで対策を講じてきた。
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