野菜の栽培を通して、神奈川の食と農業の理解を深める県主催のイベント「三浦フレッシュやさい栽培収穫体験」が、今月11日に小網代で行われた。
30人を超える県内の小中学生とその保護者が参加し、9月に三浦の特産品である青首ダイコンの種まきと間引きを体験。三浦市農協、諸磯小網代土地改良区、若手農家グループ「みどり会」(石渡啓人代表=人物風土記で紹介=)などの作業指導・生育管理などの協力を受けて、この日収穫を迎えた。
「小さな種からこんなに大きくなって驚いた」―。畑に整列するダイコンを目にした子どもたちは成長を喜びながら、笑顔で次々と引き抜いていった。
県によると、今年は長雨や度重なる台風による塩害、日照不足などの影響で、例年に比べて2〜3週間ほど生育に遅れが出ており、大きさは40cm前後と小ぶり。「小さいけれど味は格別。天候に左右されやすいことも含めて、農業の大変さや難しさを感じてもらえたら」と理解を呼びかける場面もあった。
体験後は県立保健福祉大学(横須賀市)の学生による朝採れダイコンを使った料理が振る舞われ、親子らは出来立ての味に舌鼓を打った。
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