市民有志によるまちおこし団体「三浦海岸まちなみ事業協議会」(西崎則雄会長)は先月18日、上宮田の小松ヶ池公園で桜の植樹式を行った。
早咲きの河津桜の名所として知られる三浦海岸の新たなにぎわいづくりを願ったもので、同会メンバーや吉田英男三浦市長が苗木2本を植えた。
この苗木は、初声町和田の農家、長澤恵悟さんが寒桜の種から育てた「三浦生まれ」の実生の桜。開花時期は1月下旬から2月頃で、河津桜よりも濃い桃色の花をつけるという。西崎会長は「親しまれる桜になってほしい」と話し、さらなる地域活性化に期待を寄せた。
2003年から同地で始まった「三浦海岸桜まつり」。多くの海水浴客が訪れる夏季以外の集客の目玉をつくろうと、同会が河津桜を植樹したことがきっかけだが、着想の根源は「桜を育てる長澤さんの存在だった」とメンバーら。ひと足早い春を楽しもうと、近年では30万人を超える見物客が来場する三浦の有数のイベントに成長している。
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