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中島内科クリニック 糖尿病とがんに関連あり
日本人の2人に1人ががんになり、6人に1人が糖尿病とその予備軍と推計されている。どちらも「国民病」と呼ばれる身近な病気だ。糖尿病とがんの意外な関係について、中島内科クリニックの向笠浩司医師に話を聞いた。
日本糖尿病学会では2013年に、糖尿病患者のがん発症リスクについて一般市民への提言をおこなった。日本人において統計的に明らかなのは、男性では大腸、肝臓、すい臓、腎臓がん、女性では胃、肝臓がんのリスクの増加。とくに日本人を含むアジア人では、欧米人に比べて可能性が高いことが指摘されている。また肥満症でも、同様にいくつかのがん頻度の増加がほぼ確実視されている。
健康診断を推奨
この提言を受け、糖尿病を専門とする同院では、可能な限り市健診、人間ドック等の健康診断を患者に推奨。院内で可能な検査は定期的に行い、同院でできない検査は他の医療機関を受診するよう指導している。
一部の糖尿病治療薬でがん頻度が増加、もしくは減少したという研究があるが、日本人においてはっきりとそれが証明された薬剤は存在しないという。そのため「自己判断で内服の中止をすることは避けるべき」と向笠医師。糖尿病によるがん発症のリスクを抑えるには、食事、運動療法をしっかり実践し、禁煙、節酒が求められる。また胃、肺、大腸、子宮、乳腺などの健診を1、2年おきに受けることも重要である。
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