神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2018年5月25日 エリアトップへ

春の叙勲 寺本商議所会頭に旭日小綬章

社会

公開:2018年5月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
授与された勲記を手にする寺本さん
授与された勲記を手にする寺本さん

 内閣府はこのほど、2018年春の叙勲・褒章の受章者を発表。三浦商工会議所会頭を務める寺本紀久さん(76)が、旭日小綬章を受章した。

 2001年から副会頭を3期9年務めたのち、10年に会頭へ就任した。当時も厳しい経済状況だったが、「だからこそ、原点を見つめなおして活性化を目指していきたい」とかじ取り役を決意。以降、長年にわたって市内の経済・産業界を牽引する傍ら、自社の事代漁業や三浦地域資源ユーズの代表取締役、日本かつお・まぐろ漁業協同組合理事などを歴任した功績が認められた。

マグロの街から経済再興

 地域経済活性化の光明となる、三崎漁港高度衛生管理化のための冷凍マグロ用低温卸市場が今年3月にオープンした。「マグロ専用の市場としては日本一」。悲願の完成とその施設設備の性能の高さを喜ぶが、市内経済を再び活性化させるには、活用の仕組みを今一度考えるべきと語る。

 「他漁港と比べ、今は三崎に水揚げするメリットが少ない」。1970年頃を境にマイナス60度の超低温冷凍庫が普及。静岡県清水や焼津で整備が進むなか、立地面などで三崎は遅れをとったことが今日の衰退に至った大きな要因とみる。

 焼津港では、水産業の振興をめざした「焼津市水産振興会」が外地船の誘致活動などを行っている。行政、水産・経済関係団体、地元企業、商工会らが団結。積極的な姿勢で地域経済活性化を考えているという。基幹産業の1つが水産業である三浦市も、都市間競争に勝つための自助努力が必要とし、「高い水揚げ価格を維持するなど、三崎入港を選んでもらいやすい環境を整備。清水や焼津から水揚げを呼び戻すことが、経済再生に繋がる」と持論を述べた。

 「『三崎はマグロ、マグロは三崎』のイメージは今も根強い」と話し、ブランド価値再興への意欲を見せた。

三浦版のローカルニュース最新6

シンボルの由来

記者の目キラリ

シンボルの由来

〜城ヶ島エリアの巻〜

4月26日

「かなライド」出発

「かなライド」出発

8カ月間の実証実験開始

4月26日

正しい日本語、身につけて

正しい日本語、身につけて

ボラ団体 外国籍の人に学習支援

4月26日

「食の神」に感謝

三崎海南神社

「食の神」に感謝

華麗な包丁さばき披露

4月26日

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

来秋の完成目指す

4月26日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook