小型ヨットに乗り、操縦を体験する児童
２０２０年の東京五輪を前に、セーリング競技に興味を持ってもらおうと、県主催のセーリング教室が今月8日、三崎小学校体育館で行われた。
参加した６年生児童は、競技ルールや種目の紹介を聞いたあと、県セーリング課や藤沢市ヨット協会メンバーらの指導で、もやい結びと呼ばれるロープワークや揚力によってヨットが水上を滑走する仕組みを実験で学習。実際にヨットへ乗り込んで操縦を疑似体験し、船から身を乗り出してバランスとりながら、“セーラー気分”を味わった。「今日の体験がヨットだけでなく、海を楽しむきっかけになれば嬉しい」と話すのは、講師を務めた日本セーリング連盟常務理事の富田三和子さん。依岡隆位くん（12）は、「ロープとハンドル、右手と左手を別々に動かすのが難しかった。海で同じことをするのは大変。すごいと思った」と授業を振り返った。
東京五輪を控えて江の島では、世界のトップセーラーが一堂に会すセーリングワールドカップが、今年から３年連続で開催。機運醸成をめざし、今後、横須賀市・藤沢市・茅ケ崎市など相模湾沿岸の学校で巡回実施されるほか、12月15日（土）には、小学生とその保護者を対象としたジュニアユース大会観戦クルーズイベントも行われる。
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