神奈川トヨタ商事株式会社(横浜市神奈川区)は今月2日、城ヶ島の「公益財団法人神奈川県栽培漁業協会」に、事業支援金として10万円の寄附を行った。
同社は神奈川トヨタ自動車を中核とするKTグループの企業で、プレジャーボートの販売を主軸に事業展開する。顧客らの購入目的はマリンレジャーで、おもに釣りであることから、水産資源の維持・拡大をめざし、マダイやサザエ、ヒラメなどの種苗生産や放流事業を行う同法人の活動に賛同。今年5回目を数える。
この日は同社の黒田圭次郎社長=写真右=と手島隆雄取締役が、城ヶ島の施設を訪問。黒田社長は「プレジャーボートは釣りが支えで、改めてこの活動の大切さを感じた」と自社の成長との密接なつながりを語り、今井利為協会専務理事=同左=に寄附を手渡した。
その後、今井専務理事がマダイの種苗生産の様子などを報告。とくに人件費・施設管理費に多額の予算を要するなかで、漁業経営の不振や遊漁者数の減少からおもな収入源である漁業者負担金、遊漁船業者等協力金が減少傾向にあり、苦境に立たされている実情を明かした。
今井専務理事は「補助金ゼロで受益者負担が現状。安定した海洋資源の維持のために寄付を役立てたい」と述べ、継続支援に感謝の意を示した。
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