三浦市と市社会福祉協議会は、台風19号による千曲川の氾濫で被害を受けた、姉妹都市の長野県須坂市の災害対応支援を目的として、先月18日から職員5人を派遣した。
長野県北部に位置する須坂市。市の西側を流れる千曲川が大雨で増水し、氾濫。流域の北相之島地区の住宅などが床上・床下浸水被害に遭い、避難所生活を余儀なくされた住民も多い。
同市で15日から災害ボランティアセンターが発足されたのを受け、三浦市福祉課課長の石渡隆行さん・出水正樹さん、健康づくり課の椛田祐紀さん、市社協職員で社会福祉士の杉崎悠子さんと佐藤志穂さんが派遣され、ボランティアの受け入れ業務や事務補助などを担当した。
「泥だらけで、臭いもひどかった」と現地の様子を話した石渡さん。保健師の椛田さんは生命維持から生活再建へ時間経過とともに支援ニーズの変化を目の当たりにしたと振り返った。
活動を報告
5人は先月28日に吉田英男市長と星野拓吉副市長のもとを訪れ、活動を報告した=写真上。
杉崎さんはボランティアの受け入れに伴う需給調整について言及。多い日で1日約500人のボランティアに対応。センター運営で必要になる細やかな配慮など、起こり得る事態への備えの必要性を説き、「他のスタッフにも伝えたい」と話した。
同市では収穫時期を迎えていた名産のリンゴ畑やJAの選果場でも被害が出ており、吉田市長は「農産物販売などでも応援したい」と今後の支援について述べた。
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