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三浦版 公開:2020年4月3日 エリアトップへ

マホロバマインズ三浦 “誤字”投稿から予約相次ぐ 「コロナに負けるな」応援の声

社会

公開:2020年4月3日

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話題となったツイッターの投稿
話題となったツイッターの投稿

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の余波で、宿泊予約数が激減する三浦海岸の「ホテルマホロバマインズ三浦」。窮状を訴えたSNSの投稿が話題となり、全国各地からエールの声が届き、「泊まって応援したい」と徐々に予約が増え始めている。

 「当ホテルほんとに潰れちゃいそうなので、みなさんの力、お菓子ください」。合計5万5千を超えるいいね・リツイートの発端となったのは、「お菓子」と「お貸し」の誤字だった――。

 例年、2月から3月は春休みや卒業旅行で休日を中心に満室となり、多い日は1000人以上が宿泊する。しかし、1月に国内初の新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、不要不急の外出自粛が呼びかけられ、イベントは軒並み中止に。同ホテルでも2月上旬から宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、「直近2カ月の予約数は昨年の7割減。東日本大震災後より深刻」と担当者は青色吐息だ。国内外の参加者が宿泊予定だった三浦国際市民マラソンやウインドサーフィンW杯の中止を皮切りに、「企業の社員研修、修学旅行の予約にも影響が出ている」

 さらに追い討ちをかけたのが、「スポーツジムやビュッフェスタイルの会食など、換気が悪く、密集した場所を避けて」との政府の方針。トングの交換や料理の小分けなど安全対策を施すが、主力商品のバイキングが敬遠される時流となったことも大きかった。

 キャンセル数は日を追うごとに増えた。3月になると予約数を上回り始め、少しでも現状を打破しようと、安価で宿泊できる「コロナでSOSプラン」の販売を開始。ツイッターのPRで誤字を投稿してしまったところ、瞬く間に拡散されたという。その後、コメント欄には「コロナに負けるな」「泊まりたい」などの応援する声や菓子の差し入れが届き、徐々に予約が入るようになった。「涙が出るほど嬉しく、愛されていると実感した」。担当者は予想外の反響に戸惑いながらも笑みを見せ、「今後もできることに知恵をしぼりたい」と話した。
 

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