神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2021年6月25日 エリアトップへ

海育む熟成ワイン引き揚げ 来年度、本格販売へ

社会

公開:2021年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
海から引き揚げられたばかりのワイン
海から引き揚げられたばかりのワイン

 小網代区・市観光協会油壺支部・漁協・油壺観光企業組合で構成する「小網代観光振興活性化検討協議会」は今月15日、海の中で熟成させるため昨年12月に小網代湾内に沈めたワイン120本の引き揚げ作業を行った。ボトルには海中熟成の証である、貝やフジツボが付着。味も試飲した関係者から好評で、関係者は手ごたえを感じているという。

 地域活性化や漁業者の新たな収入源の創出、特産品づくりなどをめざして2018年から始まったプロジェクト。紫外線の届かない水深10m〜25mの場所に沈めると、海中の微振動や平均13℃ほどの一定した海水温によって熟成が促進。まろやかで深みのある味わいに変化するという特性をいかし、小網代湾熟成のワインづくりに乗り出していた。

 今回引き揚げられたものは、有料で委託を受けて試験的に沈められたもの。同会役員の出口浩さんは、来年度からの本格的な販売開始に向けて「出来はまずまず」と話す。地域連携を掲げる検討協議会は、市内の福祉施設や生産者とも積極的にコラボ。ボトル内部に海水の浸透を防ぐため、注ぎ口まわりを小網代産の蜜蝋でコーティングする軽作業を、障がい者就労支援センター「どんまい」(菊名)に委託する。一部コーティングに不具合の見られるボトルもあり、出口さんは「成功率は9割。100%にするため改良し、精度を高めたい」と意欲を見せた。

 同会によると、「刻浬(こくり)」と名づけたワインを今秋頃、三浦市のふるさと納税の返礼品に追加。数量・期間限定の予約制で200本ほど受け付け、来年6月の発送を計画しているという。

来年度から本格販売に向けて準備が進む
来年度から本格販売に向けて準備が進む

三浦版のローカルニュース最新6

シンボルの由来

記者の目キラリ

シンボルの由来

〜城ヶ島エリアの巻〜

4月26日

「かなライド」出発

「かなライド」出発

8カ月間の実証実験開始

4月26日

正しい日本語、身につけて

正しい日本語、身につけて

ボラ団体 外国籍の人に学習支援

4月26日

「食の神」に感謝

三崎海南神社

「食の神」に感謝

華麗な包丁さばき披露

4月26日

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

来秋の完成目指す

4月26日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook