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三浦版 公開:2021年11月5日 エリアトップへ

宮川在住 永塚さん "映(ば)える"大漁旗で三崎PR 地元企業と共同制作

文化

公開:2021年11月5日

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オリジナル大漁旗を制作した永塚さんと、三富染物店の三冨由貴さん
オリジナル大漁旗を制作した永塚さんと、三富染物店の三冨由貴さん

 宮川町在住の大学生、永塚みのりさんがデザインから染め付けまで手掛けたオリジナルの大漁旗が、三崎港の水中観光船「にじいろさかな号」に期間限定で掲揚されている。

 永塚さんは関東学院大学人間共生学部共生デザイン学科の4年生。各々自由なテーマで卒業制作に取り組むにあたり、思い至ったのが大漁旗だった。「ただ作るだけでなく、地域活性化にいかせないか。地元と連携して何かしたい」。祖父や父が船に乗っていたこともあって、幼少期から海は身近な存在。三崎の三富染物店や三浦海業公社、スバル興業に協力を仰ぎ、「大漁旗をはためかせ三崎沖を走る水中観光船」をコンセプトに今夏からデザインのアイデアを練り始めた。

 「『食べ物だけではない三崎の魅力を、とくに若い世代に伝えたい』との思いに共感した」と同店7代目の三冨由貴さん。「地元の大学生が考え、行動してくれたことは頼もしい」

伝統技法×斬新さ

 大学の友人らに三崎のイメージを尋ねると、「まぐろ」が不動の1位。そこで、万人が知る名物をモチーフに親しみやすいミニキャラクターを描くことに決めた。また、SNSへの投稿を意識。自分と同年代の観光客が思わず撮影したくなるかどうかを重視し、写真映えするよう、虹をイメージしてオレンジやピンクなどカラフルで目を引く配色にもこだわった。

 10月下旬には同店の作業場で色付けが行われ、永塚さんは指導を受けながら江戸時代から伝わる技法で白い布を染めていった。

 完成した大漁旗は11月1日、海南神社で航海安全や商売繁盛などを祈祷。その後、スバル興業に手渡され、にじいろさかな号に掲げられた。永塚さんは「自分がデザインしたものが形になって嬉しい。見た人に少しでも興味を持ってもらうきっかけになれば」と話し、完成を喜んだ。

 なお、掲示期間は同船が点検に入る11月14日(日)まで。SNSに大漁旗の写真を投稿し、うらりマルシェの「清月」で画面を見せるとまぐろコロッケを1個無料進呈するキャンペーンも実施している。

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