滋賀県大津市での交差点で保育園児ら16人が死傷した事故を受け、藤沢市は市内55カ所の歩道と車道の間に車止めを設置するなど安全対策を講じる方針を固めた。藤沢市議会9月定例会に関連費用約3千万円を盛り込んだ補正予算案を提出。市は今年度中の設置完了を目指すとしている。
事故は今年5月に発生。交差点で直進車と右折車が衝突し、巻き添えで園児2人が死亡、14人が重軽傷を負った。
藤沢市では事故を受け、管轄する市道を中心に交差点の点検を実施。事故が起こった状況を加味し、歩道と横断歩道、道路に中央線がある条件で調べた結果、市内で556カ所が該当した。
うち車止めが「一部未設置」が112カ所、「未設置」が237カ所あることが判明。安全対策にはその交差点の中から、保育所や幼稚園などの児童施設が密集している藤沢、湘南台、辻堂の3駅の周辺約500mの範囲内にある55カ所を対象にした。
市は信号待ちの歩道に車両が突っ込まないよう、金属製のポールやガードフェンスなどを設置する方針。市の担当者は「道路管理者として、子どもをはじめ、大人やお年寄りも含めた安全を整備していきたい」と話した。
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