ともに祝う「20歳の喜び」 湘南マロニエで成人式
新成人の３人には花束のほか、記念品が贈呈された
重症心身障害者の生活介護事業所「湘南マロニエ」（伊澤興子理事長）で１月９日、成人式が行われた。これは、伊澤潔前理事長が「日本一の手づくりの成人式」として始めたもので、20年以上続けられている。
今年は鴨志田翔吾さん、志村侑美（ゆきみ）さん、張（ちゃん）未玲（みりょん）さんの３人が成人を迎え、利用者や職員、地域の民生委員ら約80人が集まり、門出を祝福した。伊澤理事長は、「自信に満ちて立派な姿です。これからも笑顔を絶やさずに過ごしてほしい」とあいさつ。続いて齊藤祐二所長は、「保護者のみなさんにとっては子育ての卒業式。明日からは大人としての生き方や考え方を尊重して対等に付き合っていきましょう」と話した。
式典では、関係者や利用者から花束や記念品が贈られると、会場は大きな拍手に包まれた。その後、３人の生い立ちの写真がスライド上映されると、歓声が上がったほか、涙を流す参加者の姿が見られた。
パーティーでは、職員らによる祝い太鼓の演奏をはじめ、合唱が披露され、祝賀ムードに包まれた。
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