統一地方選の前半戦が10日に実施され、茅ヶ崎市では県議会議員選挙が行われた。震災の影響が残る中、異例の戦いとなった今回。当選したのは佐藤光氏(自民)、日下景子氏(民主)、岩本一夫氏(みんな)の現職3人。新人の加藤大嗣氏(民主)は市議からの立候補だったが惜しくも涙をのんだ。
トップ当選は佐藤氏
開票会場の茅ヶ崎市総合体育館では、午後8時50分の作業開始から佐藤票が積み上げられていった。9時8分、事務所内のテレビで当確の速報が流れると支援者が一斉に沸いた。河野太郎代議士や服部信明市長らが祝福に訪れた。佐藤氏は「震災以来、日本全体が自粛モードになり、何をやっていいかわからない選挙戦でしたが、街で市民一人ひとりの生の声を聞くことができました。これからも皆さまのご指導ご鞭撻、そして叱咤を頂きながら今まで以上に頑張りたい」と支援者に挨拶した。
4年前と同様、日下氏と岩本氏が残る2議席獲得
残り2議席は大方の予想通り接戦となり、3者で大きく票差がつくことが無く、大勢が確定したのは午後11時を過ぎた頃。
日下氏は、緊張感が漂う事務所で支援者とともに待機。当選の知らせが入ると皆と手を取り合って喜びを分かち合った。「2位という結果は嬉しく思います。女性の声を反映した防災計画、子育て支援などを女性の視点で取り組んでいきます」と抱負を述べた。
岩本氏も携帯電話で結果を確認し、家族や支援者と万歳三唱。宣伝カーを出さず、マイクも大部分で控えた選挙戦を行ったという岩本氏。「強力な候補者だったので背水の陣という気持ちだった。地域FM局や海岸の侵食防止など、文化を大切にした防災対策に力を注ぎたい」と語った。
民主党公認の新人・加藤氏は市議20年の経験と実績を生かし健闘を見せたが、岩本氏に463票の差で敗れた。結果が決まった後、事務所に姿を見せ「私の力不足で申し訳ありませんでした」と後援者らに挨拶していた。
今県議選の投票率40・62%は前回より3・84%ダウン、過去最低の投票率。県内市町村の投票率と比べても厚木市(36・29%)、寒川町(40・40%)に次ぐ低さとなった。。
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