「2011さわやか全日本一輪車競技大会」が7月に行われ、茅ヶ崎勢が活躍した。レース部門(高校生〜29歳)で赤羽根在住の佐藤彩香さん(15歳・寒川高校1年)が100mスプリントと片足走行50mで2冠を達成し、総合優勝を飾った。また、演技部門(グループ演技・中学生の部)では、茅ヶ崎・寒川の小中学生で構成されたオーシャンブルー(茅ヶ崎梅田めりーごーらんど所属)が優勝した。
佐藤さんは「100mスプリント」「片足走行」「タイヤ乗り」「400m」「障害物コース」の5部門で着実にポイントを重ね、自身初の栄冠。
昨年同大会で6位に甘んじたオーシャンブルーは予選を勝ち上がり、5回目の挑戦で初タイトルを手にした。
日々の努力が結実
積み重ねた練習を糧に躍進
佐藤さんは100mスプリント決勝で13秒80、片足走行50m決勝で7秒89の好タイムをたたき出した。得意とする100mは小学生の頃から年代別で すでに4回優勝しており、昨年も中学生ながら高校生以上の部の優勝者よりも速いタイムを記録している。今回も他を寄せ付けず「スタートがよく、結果に満足 しています」と話している。
小学校1年の頃から一輪車をはじめ、現在は藤沢北部一輪車クラブに所属。大会前は早朝と放課後に練習を毎日 行った。だが、「練習をすれば、タイムが上がっていくのが分かり楽しい」と全く苦にしなかった。 普段は自宅付近の田んぼ沿いで練習をしており、近所の 人からも声を掛けられるという。「応援してくれた人に感謝したい。また、総合優勝したいです」と連覇に向け意欲を見せている。
芸術面強化で悲願
一昨年に準優勝を果たし、昨年は6位に入賞したオーシャンブルー。今年は11人で構成し、そのうちの中学3年生5人は小学生の頃から出場しており経験も豊富。磐石の体勢で挑んだ。
「技術」「芸術」「全体評価」の総合得点で競われる演技部門。2年前から現役選手のコーチを招き、練習は一日3時間にも及び、それが週4回。大会前は毎日 続けた。また、技の難易度だけでなく、細かな振りの統一性や表情に至るまで注意を凝らした。その努力が実を結び、本番では芸術点を大きく伸ばし、2位を引 き離して悲願を達成した。
メンバーの三原佳恵さん(中3)の母・和江さんは「絶対優勝させてあげたかった。グループで勝てたことで、みんなで喜びを分かち合うことができた」と振り返っていた。
「来年も総合優勝したい」と佐藤彩香さん
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