日本を代表する音楽家、山田耕筰が茅ヶ崎で暮らした時期に創作された名曲「赤とんぼ」。この業績を形に残そうと活動する「童謡『赤とんぼ』の碑を建てる茅ヶ崎市民の会」による記念碑が茅ヶ崎中央公園で製作されている。3月20日(火・祝)には除幕式が行われる。
披露間近の記念碑は高さ2・3m、横幅2・1mのオルガンを模したコンクリート製のモニュメント。タイルやチタンが使用され、赤とんぼの譜面や里山をイメージしたイラストなどが盛り込まれている。設置場所の周りにはレンガを敷き詰めるなど大がかりな碑に仕上がる予定だ。
記念碑を建立する同会は、茅ヶ崎商工会議所の田中賢三会頭を会長に2年前に設立。具体的なプランや、建立に向け寄付を呼びかけるなど活動を続けてきた。記念碑の設置場所は行政が協力し、TOTO(株)や東邦テック(株)などが製作を担当。デザイン関係は文教大学が参画しており「産・学・公」が一体となって建立へ向けて活動しているのがこのプロジェクトの特徴だ。
現在は土台部分の工事が完了し、タイルとチタンのパーツも完成。除幕式に向け着々と準備が進んでいる。田中会長は「この碑は、赤とんぼが茅ヶ崎で生まれたという名誉を伝えるモニュメントとなります。今回の記念碑が市民コンサートの開催や音楽文化の育成など、様々な活動のきっかけになることを期待しています」と話している。
20日の除幕式は午前11時から催され、一般の参加は自由。関係者挨拶などに加え、「赤とんぼ」、「この道」の斉唱が行われる。催しに関しての問合せは【携帯電話】090・5531・8811同会事務局へ。
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